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¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Research Abstract |
本研究では,ソフトウェアプロセス(SP)とエキスパートシステム(ES)を対象にしてオントロジーを整備し,SPとESの進化・発展について考察した. SPについては,様々なソフトウェア開発活動(プロセス)と開発対象(オブジェクト)を個別に整理し,プロセススキーマとオブジェクトスキーマの表現モデルを考察するとともに,順次各スキーマの属性を分類属性として,アクティビティを根節点をしたプロセスオントロジーとオブジェクトを根節点としたオブジェクトオントロジーを構成を検討し,この2種類のオントロジーと照合比較して,開発プロセスを動的に生成検査するシステムを開発した.具体的には,約250プロセスから成るプロセスオントロジーと約450オブジェクトから成るオブジェクトオントロジーを構成し,ソフトウェア構成要素の要件からソフトウェア構成要素の詳細設計までの開発手順を生成検査させた所,300の候補から14候補に絞り込まれる事が判った. ESについては,ESの進化・発展機構をESのモデル化と協調機構(インターオペレーション)の観点から検討し,宣言的意味にジェネリックな手続き的意味を付加することを目的として,内部実行制御構造(評価値生成機構の有無と入出力の対応関係)の情報を付加することを考察し,粒度の細かい部品ライブラリーIPSTを提案するとともに,協調機構については,2つのES間で対応のとれる推論部分構造の周辺部分に存在する差異を検出し,段階的に推論構造を変化させていく機構を考察し企業診断ESと他の3つのES(故障診断ES,電力系統作業停電計画ES,エレベータ設計ES)間のインターオペレーション実験を行い,企業診断ESの性能改善が図れる事を確認した.
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