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B中間子崩壊における対称性

Research Project

Project/Area Number 09246216
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

田中 実  大阪大学, 大学院・理学研究科, 助手 (70273729)

Project Period (FY) 1997
Project Status Completed (Fiscal Year 1997)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
KeywordsB中間体 / b→sll / b→srr / レプトンフレーバーの破れ / 起対称性 / 大統一理論 / SU(5) / スカラーレプトン
Research Abstract

B中間子の稀崩壊に対する新しい物理の影響について調べた。特にマルチHiggs2重項模型について詳しく調べた。具体的には、b→sγについての実験からの制限を考慮して、b→sll過程の分岐比および終状態のレプトンの前方後方非対称性を計算した。その結果、分岐比が標準模型の予言と比較して数倍大きくなり得ることを示した。また、前方後方非対称性が標準模型と全く異なり得ることも分った。これらの観測量を組み合わせることで、荷電Higgs粒子の混合行列に関係した複素結合定数を決定することが可能になる。さらに、b→sll過程におけるCP対称性を破る荷電非対称性、およびb→svv過程の分岐比についても調べた。その結果、b→sll過程におけるCP対称性を破る荷電非対称性は1%程度になり得ること、またb→svv過程の分岐比は標準模型の予言に比べて数倍大きくなり得ることが分った。
B中間子の物理とフレーバーの物理という観点で関連の深いレプトンフレーバーの破れについても研究を行った。具体的には、リニアコライダーやミューオンコライダーといったレプトンコライダーでのレプトンフレーバーの破れについて調べた。特に、SU(5)超対称大統一模型でのスカラーレプトンの対生成および崩壊におけるレプトンフレーバーの破れについて詳しく調べた。その結果、μ→eγ、r→μγ、r→eγ等の現在の実験からの制限を考慮しても、レプトンフレーバーを破る過程の断面積がe^+e^-コロイダーで40fb、e^-e^-コライダーで280fbといった充分測定可能な大きさになり得ることを示した。

Report

(1 results)
  • 1997 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Y.Okada: "b→sll process and muHi-Higgs doublet model" Physics Letters B. 405. 297-304 (1997)

    • Related Report
      1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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