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金属系製造プロセスにおける副生成物発生過程とその処理に着目した物質フローの解析

Research Project

Project/Area Number 09247203
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

徳田 昌則  東北大学, 学際科学研究センター, 教授 (30006027)

Project Period (FY) 1997
Project Status Completed (Fiscal Year 1997)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords金属系産業副生物 / アルミドロス / ダスト / 産業間副生物ネットワーク / LCA / 廃棄物 / データベース / プロセスリンク
Research Abstract

金属系製造プロセスからのいわゆる産業廃棄物(副生物)を全て二次資源化し、埋立などの最終処理対象物の発生をゼロにするための方法論の開発を目的に研究を実施し、以下の成果を得た。
1.主要金属系産業における副生物発生の現状を調査し、汚泥(スラッジ)の埋立率が高いが、排水系統を埋め立て率ゼロを前提とした再編成により、汚泥の回収利用の可能性がかなり高くなることが明らかにされた。
2.金属系異業種プロセス間リンクによるゼロエミッション化の事例探索
アルミ加工メーカーにおける再溶解過程で発生するアルミドロスと特殊鋼精錬時に発生するダストは、かなりの割合が埋め立て投棄されていたが、両者を混合したペレットを、電気炉原料として利用することにより、ダスト中の金属成分がアルミにより還元され、すべての成分が有効利用されるプロセスが確立された。これは、異業種間副生物利用の典型例といえ、副生物の発生量と性状に関するデータの公開と情報の利用に関してアドバイスするインターフェースの重要性が示された。
3.各種産業間の副生物ネットワーク実現のための方法論の検討
副生物ネットワークを異業種にわたって構築するには、現在ISO14000シリーズの国際規格成立に対応して、各産業で進められているLCA用データの整備に連動したデータ収集と、そのために開発されているソフトの活用が有効と考えられる。
そこで、市販LCA用解析ソフトとその汎用データベースの利用可能性を検討した結果、ほとんどの場合に、固体廃棄物に関するデータは全く不備である。また、一般に、複数個別企業のデータに対する平均化操作が施されており、個別の解が要求される具体的ケースでは、その都度対応するデータを新たに作る必要のある事が判明した。すなわち、副生物の産業間ネットワークの構築に対しては、データの収集方針という出発点から独自の方法論が必要である。

Report

(1 results)
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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