環境を重視した次世代生産・物流システムの構築に関する研究
Project/Area Number |
09247217
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
大野 勝久 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (50026118)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中出 康一 名古屋工業大学, 工学部, 講師 (50207825)
仁科 健 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (60115681)
大鋳 史男 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (60116001)
田村 隆善 愛知工業大学, 工学部, 教授 (70093101)
玉置 光司 愛知大学, 経営学部, 教授 (40121876)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 次世代生産・物流システム / 環境 / ジャストインタイム生産システム / 自律分散型生産・物流システム / ISO14000 |
Research Abstract |
ジャストインタイム(JIT)生産システムは、多品種少量生産の状況下において、徹底的な無駄の排除によるコスト低減と高流動生産を実現した革新的な生産システムである。JIT生産システムの基本は、後工程引き取り、後補充生産方式、すなわち引っ張り方式であり、その情報伝達媒体としてかんばんが使用され、各工程でかんばん枚数を決めることによりシステムは自律分散的に機能する。今日の激変する状況下において、押し込み方式による生産システムでは変化する環境に追従できず、次世代生産・物流システムとしては、各工程が自律分散的に機能する自律分散型生産・物流システムが有力となる。JIT生産システムは、ムダを極力排除した生産システムであり、エネルギー、廃棄物等を極力切り詰めるシステムに最も近い位置にあるものと思われる。 まず、JIT、MRP等の生産方式の代表的実践例への実地調査を、ISO14000への対応を中心に自動車関連業界にたいして行い、環境管理・環境監査システムの現状と展望、生産工程における環境対策上の問題点、エネルギー低減のための施策、生産工程から出る切り屑等の廃棄物の量と処理方法等をあきらかにした。さらに、多くの製造業への資料調査を行い、環境マネジメントにたいする各生産方式の特長と実態を明らかにする。そして、人類の永続的発展と地球環境の保全及び他の生物との共生を目指した、次世代生産・物流システムの候補をJITに基づく自律分散型生産・物流システムを含めて複数構築する。そして、導入されている生産システム・シミュレータROPSIIを用い、各システムの地球環境・資源エネルギー問題への影響を含めた性能評価と経済・環境分析を行い、次世代生産・物流システムの基本形を構築する。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)