レトロウイルスcDNA発現ライブラリーによる新規サイトカイン遺伝子の単離
Project/Area Number |
09250205
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
北村 俊雄 東京大学, 医科学研究所, 客員助教授 (20282527)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷 憲三朗 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (00183864)
浅野 茂隆 東京大学, 医科学研究所, 教授 (50134614)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 変異 / サイトカイン / サイトカインレセプター / レトロウイルス / 発現クローニング |
Research Abstract |
我々が以前に開発したレトロウイルスcDNAライブラリーを利用して、新規サイトカイン遺伝子のスクリーニングを行っている。ストラテジーとしては、まず突然変異原(EMS)で処理したマウスIL‐3依存性プロB細胞株Ba/F3から、各種ストローマ細胞と共培養を行うことによってストローマ細胞依存性の変位Ba/F3株を樹立する(Ba/F3細胞は通常ストローマ細胞依存性増殖は示さない)。この場合変異Ba/F3株は異所性のサイトカインレセプター発現によって、ストローマ細胞由来のサイトカインに対する反応性を獲得したことが考えられる。実際、樹立した変異Ba/F3株のうち多くは、GM‐CSF、SCFなど既知のサイトカインに対するレセプターを発現することによってストローマ依存性を獲得したことが、サイトカイン中和抗体を利用した実験で判明した。次に既知のサイトカイン抗体でそのストローマ依存性が抑制されない変異Ba/F3細胞株の増殖を維持するストローマ細胞のcDNAライブラリーをレトロウイルスベクターpMXを利用して作成した。このライブラリーを変異Ba/F3株の増殖を維持できないストローマ細胞に導入して変異Ba/F3株のストローマ依存性増殖を指標として、ライブラリーをスクリーニングした。得られたcDNAを現在解析中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)