Project/Area Number |
09252102
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
山口 一成 熊本大学, 医学部・附属病院, 講師 (20128325)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳留 信寛 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (00037441)
田島 和雄 愛知県がんセンター, 疫学部, 部長 (30150212)
岡山 昭彦 宮崎医科大学, 医学部, 講師 (70204047)
出雲 周二 鹿児島大学, 医学部, 教授 (30143811)
望月 學 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (10010464)
上平 憲 長崎大学, 医学部, 教授 (80108290)
渡邊 俊樹 (渡邉 俊樹) 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (30182934)
厨 信一郎 岩手医科大学, 医学部, 教授 (00142539)
松岡 雅雄 熊本大学, 医学部付属病院・二内科, 助手 (10244138)
三好 勇夫 高知医科大学, 教授 (30033088)
|
Project Period (FY) |
1999
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥42,000,000 (Direct Cost: ¥42,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥14,000,000 (Direct Cost: ¥14,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥14,000,000 (Direct Cost: ¥14,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥14,000,000 (Direct Cost: ¥14,000,000)
|
Keywords | HTLV-I / HTLV-Iキャリアの長期フォロー / HAM / HTLV-Iぶどう膜炎 / HTLV-Iプロウイルス量 / Fas / 緑茶ポリフェノール / ATL全国実態・調査 / ATL / HTLV-Iキャリア / HLA / シェ-グレン症候群 |
Research Abstract |
日本には九州、沖縄を中心にキャリアが約120万人存在し、その一部が数十年の長い潜伏期間を経てATL、HTLV-I関連ミエロパシー(HAM/TSP)、ぶどう膜炎などを発症する。抗体陽性者を長期間追跡することで感染から発症に至る間の生体内での変化と、それに係わる内外の因子を解析することができる。HTLV-I関連疾患の臨床像、疫学的特徴を検討する。各バイオマーカーとHTLV-Iプロウイルス量との関係を解析し、HTLV-I関連疾患発症のリスクグループを特定する。また献血時に抗体陽性者に通知が開始され、通知後に起こる様々な社会医学的問題についても研究班として対応していくことが期待されており、これまでの基礎的データを役立てていく。本研究は、キャリアの追跡を基本とし、HTLV-I感染症の自然史の詳細な解明を目的とする。これらは治療、予防への道を開くものである。 HTLV-I、成人T細胞白血病(ATL)多発地域の研究者は各々追跡対象地域を設定し、HTLV-I抗体陽性者(キャリア)の生体内で起こる経時的変化、リスク因子、リスクグループを明らかにしている。今年度は下記のプロジェクトが進行した。抗体陽性者の長期追跡によりキャリアからのATL発症率、HTLV-Iの年間陽転率、HTLV-I関連疾患の全貌が明らかになりつつある。HTLV-I感染が世界で最も濃厚である地域で進められている各班員の研究は疫学から臨床まで広範囲であり、高い水準が維持されている。 1.HTLV-I夫婦間感染の分子疫学的検討 2.第9次ATL全国実態調査 3.HTLV-Iキャリアのフォローアップ 4.ATLの発症、進展とp16遺伝子のメチル化 5.HTLV-I/糞線虫重感染者におけるウイルス量,HTLV-Iの潜伏感染におけるLTRのCpGメチル化 6.HTLV-Iぶどう膜炎研究成果 7.HAMにおけるHTLV-Iプロウイルス量の長期追跡 8.Mutant Fasのdominant negative作用 9.HTLV-Iによる膜融合機構の解析 10.緑茶ポリフェノールによるATL予防介入の基礎研究
|