白血病細胞の分化により発現する新規SLAPと分化制御の解析
Project/Area Number |
09254254
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
畠 清彦 自治医科大学, 医学部, 助教授 (80192699)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 正幸 森永乳業生物科学, 副主任研究員
照井 康仁 自治医科大学, 医学部, 講師 (10285786)
冨塚 浩 自治医科大学, 医学部, 講師
大月 哲也 自治医科大学, 医学部, 助手 (60275691)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 分化誘導 / retinoic acid / SLAP(Src-like adaptor protein) / アポトーシス / 内皮型IL-8 |
Research Abstract |
白血病株細胞U937に、分化誘導療法のretinoic acid(RA)を曝露することによって出現する遺伝子を、differeutial display法でクローニングしたところSLAP(Src-like adaptor protein)であった。以下の点を明らかにした。 1.SLAP遺伝子を大腸菌で発現、精製し、ポリクローナル抗体を作成した。 2.SLAP遺伝子のstable transformant作成を試みたところ、核は巨大化して多核となり細胞はアポトーシスを誘導し、線維肉腫株細胞でも認められた。抗体はウエスタンで作動する系が確立できた。 3.分化誘導中にアポトーシスに陥ることから、この作用機構についても解析した。白血病細胞株自身がアポトーシス誘導因子を産生していることがわかった。精製し、蛋白のN末端アミノ酸配列分析を行い、同定した。マウスに白血病細胞を移植して、この因子を注射したところアポトーシス誘導がおこり、腫瘍も縮小した。臨床例でも解析したところinvitroでは誘導された。作用する新たな分子とSLAPとの関係についても研究が必要である。 SLAP遺伝子は全長を遺伝子導入すると、細胞がアポトーシスをおこす事から、遺伝子に変異を入れたものの樹立を試みる必要がある。現在進行中である。アポトーシスに陥る白血病株細胞は培養上清中にアポトーシスを誘導する因子が産生されており、精製したところ内皮型IL-8であると同定された。現在作用機序について研究中であり、臨床応用及びSLAPとの関係について研究を進めたい。
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Report
(1 results)
Research Products
(10 results)