チロシンリン酸化酵素関連分子の遺伝子ターゲティング法によるがん化分子機構の解析
Project/Area Number |
09254263
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
八木 健 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助教授 (10241241)
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Project Period (FY) |
1996 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | Fyn / Src / エタノール / NMDA / SON / tctex-1 |
Research Abstract |
チロシンリン酸化活性は細胞の増殖、分化に重要な情報伝達系であり、細胞のがん化との関連性も示唆されている。本研究ではチロシンリン酸化酵素のFynが実際に細胞内情報伝達過程でどの様な機能を持っているかを明らかにする目的で、Fyn結合分子の単離及びがん化との関連性が示唆されているエタノールとの関連を解析した。 酵母におけるタンパク質相互作用検出系を用いてFyn結合分子の単離を行った。その結果、現在までに154遺伝子を得ることが出来た。その内、再現性よく強いlacZ遺伝子転写活性を示すクローンを5種類選別した。この5種類の遺伝子配列を決定したところ、Srcファミリーと結合することが報告されているhnRNPが得られており、我々の用いた酵母タンパク質相互作用検出系が実際に機能していることが明らかとなった。また、他の遺伝子について解析を行った研究、DNA結合タンパク質として同定されているヒトSON遺伝子と相同なクローン、マウスt-complexの不妊染色体領域に位置することが知られているtctex-1遺伝子が得られた。これらの遺伝子は現在まで分子機能の解析が十分行われておらず、我々のFynとの結合活性を示唆する結果は、今後これらの分子の機能解析においてFynとの関連性を検討する必要がある。また、TH34,TH82は未知の分子であり今後解析を予定している。 また、Fynの情報伝達系がエタノールにより活性化され、NMDA受容体のサブタイプを特異的にリン酸化していることが明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)