色素性乾皮症A群マウスを用いたリポゾーム遺伝子治療の試み
Project/Area Number |
09255223
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
錦織 千佳子 京都大学, 医学研究科, 助手 (50198454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松吉 徳久 京都大学, 医学研究科, 助手 (10263071)
八木 孝司 京都大学, 医学研究科, 助教授 (80182301)
武部 啓 京都大学, 医学研究科, 教授 (10028318)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | 色素性乾皮症 / リポゾーム / T4エンドヌクレアーゼ / ポリミジンダイマー / 遺伝子治療 / (6-4)光産物 |
Research Abstract |
色素性乾皮症(XP)は紫外線によってDNAに生じた傷を修復する酵素を欠損するために、日光露光部に皮膚癌を生じる高発癌性遺伝疾患である。XPは常染色体性劣性遺伝疾患であり、その遺伝子欠損を補う遺伝子治療を適用することが、根本治療法となる可能性が高い。XPA遺伝子をリポゾームを用いて導入することを最終目的として、それに必要な基礎実験としてピリミジンダイマーを特異的に修復する酵素であるT4EndonucleaseVを、HVJリポゾームに包埋したT4endoV-HVJリポゾームの有用性を調べた。ピリミジンタイマーに特異的なモノクローナル抗体(TDM2)並びに、(6-4)CT光産物に特異的なモノクローナル抗体(64M2)によって細胞核内のそれらのDNA傷害並びにその修復動態を検出した。XPA群細胞に紫外線(UVB200J/m^2またはUVC20J/m^2)照射直後にT4endoV-HVJリポゾームを1時間処理した群では、処理をしない群と比較してTDM2抗体に対する染色性が、明らかに減少し、64M2抗体に対する染色性に変化はなかったことから、T4endoV-HVJリポゾーム処理により細胞内にT4endonucleaseVがは入ることによってピリミジンダイマーのみが特異的に修復されたことが明らかになった。リポゾームの処理時間は、30分ではその効果は低く、1時間以上であれば十分の修復効果があった。HVJリポゾームの細胞傷害性は、1-2時間処理では問題なく、18時間処理では、細胞の形態はかなり乱れた。処理時間は1-2時間が適当と考えた。HVJリポゾームの有用性、最適な処理方法が碓立されたので今後はXPA蛋白をHVJリポゾームに包埋して、紫外線照射後のXPAマウス並びにXPAマウス表皮細胞を用いてその有用性を碓認したい。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)