Project/Area Number |
09256208
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
菊谷 仁 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (80161412)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊ノ郷 淳 (熊郷 淳) 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (10294125)
吉田 謙二 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (80294122)
安居 輝人 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (60283074)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥33,000,000 (Direct Cost: ¥33,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥10,000,000 (Direct Cost: ¥10,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥10,000,000 (Direct Cost: ¥10,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥13,000,000 (Direct Cost: ¥13,000,000)
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Keywords | CD40 / CD40リガンド / Bリンパ球 / 腫瘍免疫 / EB-ウイルス / LMP1 / CD100 / CD72 / EBウイルス / トランジェニックマウス / CD4t欠損マウス / 副刺激分子 / マウス白血病ウイルス / トランスジェニックマウス / ノックアウトマウス / シグナル伝達 |
Research Abstract |
1.細胞質内領域に種々の欠失やアミノ酸置換を持つ変異CD40のみを発現する変異マウスを作製し、それらの免疫能の解析から、CD40からは膜近位部と膜遠位部の少なくとも二種のシグナルが伝達され、B細胞の活性化、分化とクラススイッチには膜近位部からのシグナル、胚中心形成には膜遠位部からのシグナルが必要であることを示した。 2.CD40欠損マウスには、腫瘍ワクチンで抗腫瘍CD4T細胞を誘導できないが、腫瘍ワクチンと同時にCD40刺激した樹状細胞を接種すると、CD40欠損マウスにおいても抗腫瘍免疫が誘導された。すなわち、腫瘍ワクチンによる抗腫瘍T細胞の誘導にはCD40シグナルによって樹状細胞が活生化されることが必須である事を示した。 3.EBウイルスの形質転換因子LMP1をB細胞特異的に発現するトランスジェニックマウスのB細胞機能や免疫能を解析し、LMP1がCD40シグナルと同様にクラススイッチを含むリンパ濾胞外でのB細胞活性化と分化を誘導するが、一方でCD40とは異なり胚中心B細胞分化を抑制することを示した。 4.CD40シグナルの標的遺伝子の一つとしてCD100遺伝子を単離し、CD100刺激はCD40で誘導される増殖や免疫グロブリンのクラススイッチを増強すると共に、in vivoでも抗体産生を増強する事を示した。さらに、CD100の受容体としてplexin-B1に加え、リンパ球上ではCD72が低親和性受容体として機能している事を明らかにした。 5.CD100欠損マウスやCD100トランスジェニックマウスを作製し、CD100が、CD5陽性のB1細胞が分化、CD40やLPSに対するB細胞の反応性、T細胞依存性抗原に対する抗体産生反応に必要である事を示した。
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