ATP感受性K+チャネル(Kir6.1)とNa+/K+ポンプの機能的連関
Project/Area Number |
09257240
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
河原 克雅 北里大学, 医学部, 教授 (70134525)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安西 尚彦 北里大学, 医学部, 助手 (70276054)
|
Project Period (FY) |
1997
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
|
Keywords | K^+チャネル / 腎集合管 / Na^+輸送 / ミネラルコルチコイド / ミトコンドリア |
Research Abstract |
ATP感受性k^+チャネルサブユニットuK_<ATP->1(Kir6.1)の腎尿細管における発現を、免疫組織学的手法とウエスタンブロット法により調べた。uK_<ATP->1は、近位尿細管、太いヘンレの上行脚、集合管(皮質>髄質外層>髄質内層)において強く発現していたが、ヘンレループの細い脚には発現が見られなかった。発現量の順位は、従来知られている腎尿細管各セグメントのNa^+輸送能の順位にほぼ一致し、Na^+/K^+ポンプ活性との機能的連関を推測させた。尿細管細胞内の局在性について、共焦点レーザー顕微鏡を使い調べた。核を除く細胞質内に不規則に発現している蛍光像は、uK_<ATP->1が細胞膜(管腔膜、側底膜)および核には存在せず、細胞内小器官に存在することを示唆した。次に、ラット腎皮質をホモジネートし、管腔膜、側底膜、ミトコンドリア分画に分離し、uK_<ATP->1がミトコンドリア分画にのみ存在することを証明した。 腎集合管のNa^+輸送は、ミネラルコルチコイド(DOCA)により調節されている。単離した近位尿細管と集合管において、uK_<ATP->1とNa^+/K^+ATPaseの発現量をDOCA存在(1週間)の有無で比較した。結果:近位尿細管においては、uK_<ATP->1とNa^+/K^+ATPaseの発現量は変化しなかったが、集合管において両者はパラレルに増加した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)