BDNFとNT-3遺伝子間のカルシウム依存的な対立的発現と小脳発生とのかかわり
Project/Area Number |
09260222
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Toyama Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
津田 正明 富山医科薬科大学, 薬学部, 教授 (80132736)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | ニューロン / カルシウム / BDNF / NT-3 / セクレトグラニンII / 小脳 |
Research Abstract |
本年度は、主にマウス小脳顆粒細胞ニューロンの初代培養系において、カルシウムシグナル依存的に発現変化を示す一連の遺伝子群(カルシウム応答遺伝子群)の発現制御系の解析と、新たな遺伝子の検索を行った。 1.カルシウム応答遺伝子群の検索: Differential display法でこれら遺伝子の検索を行った。その結果、セクレトグラニン-II(Sg-II)遺伝子が単離された。Sg-IIは、脳由来神経栄養因子(BDNF)遺伝子とともに、細胞質膜の脱分極によって活性化を受けた。 2.カルシウム応答遺伝子群の発現制御系の解析: 電位依存性カルシウムチャネル(VDCC)からのCa^<2+>流入で、BDNF,Sg-II遺伝子はup-regulationを、NT-3遺伝子はdown-regulationを受ける。この発現制御に必要とされる細胞内Ca^<2+>濃度には、最適濃度があるらしい。また、BDNF,Sg-II遺伝子の活性化はVDCCからのCa^<2+>流入に依存していたが、c-fos誘導にはNMDAレセプターからのCa^<2+>流入も効果的であった。また、BDNF遺伝子のプロモーター解析によって、-200bp以内にカルシウム応答エレメントのあることが明らかとなった。 現在、BDNF,Sg-II,NT-3遺伝子の発現状況を、小脳発達段階を追って検討を行っている。これら遺伝子の発現と神経活動との関連を探る。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)