Project/Area Number |
09269205
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
池田 日出男 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10012775)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 染色体異常 / 組換え / 修復 / DNAジャイレース / Ku抗原 / サイレンシング因子 / ウェルナ-症候群 / ブルーム症候群 |
Research Abstract |
染色体異常は、癌や遺伝子疾患の原因として重要であるが、その原因である非相同的組換えの機構については殆ど明らかにされていない。我々は、大腸菌と酵母を用いて非相同的組換えの機構を遺伝学的に解析した。(1)我々は、大腸菌のヒストン様蛋白質であるHUの欠損変異株においてDNAジャイレースに依存する非相同的組換えが自然に誘発されることを見いだした。HUは、ジャイレースが正常な働きをするのを助けていると考えられる。(2)紫外線などによるDNAの損傷によって誘導される非相同的組換えの機構を解析し、RecJエキソヌクレアーゼ、RecQヘリカーゼ、除去修復に働くUvrAたんぱく質などが非相同的組換えに関与していることを明らかにした。(3)出芽酵母のKu抗原ホモログ(Hdf1)の非相同的組換えにおける機能を調べるために、two hybrid systemを用いてHdf1と相互作用する因子の同定を行い、サイレンシング因子Sir4がHdf1と相互作用することを明らかにした。さらに、Sir2、Sir3、Sir4がDNAのヘテロクロマチン化をへてDNAのエンドジョイニングに働くことを明らかにした。さらに、DNAのエンドジョイニングを介して組換えと修復に働くことを明らかにした。(4)ブルーム症候群、ウェルナ-症候群原因遺伝子(BLM,WRN)を出芽酵母の中で発現させ、出芽酵母のこれらの原因遺伝子のホモログであり、RecQホモログでもあるSGS1遺伝子の変異を相補できるかどうかを調べたところ、両遺伝子はともにSGS1遺伝子の組換え抑制機能の欠損を相補できることがわかった。このことは、BLMとWRNの組換え機能の欠損が、ヒトのブルーム症候群、ウェルナ-症候群の細胞で見られる染色体の不安定性の原因であることを示唆している。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)