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出芽酵母DNAポリメラーゼεとその補助因子のDNA修復における役割

Research Project

Project/Area Number 09269216
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

荒木 弘之  大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (20151160)

Project Period (FY) 1997
Project Status Completed (Fiscal Year 1997)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
KeywordsDNA修復 / DNAポリメラーゼ / チェックポイント / DNA複製 / 出芽酵母 / Dpb11
Research Abstract

出芽酵母の染色体DNA複製に必須なDNAポリメラーゼII(ε)(Pol II)と相互作用するDPB11は、染色体DNA複製とチェックポイント機構に関与している。さらに、dpb11-1温度感受性変異株は紫外線やMMSにも感受性であるが、これが修復系の欠損によるのかダメ-ジチェックポイントの欠損によるのかは分かっていない。そこでまずDpb11の機能を知るため、Dpb11と相互作用するSLD1-6遺伝子を遺伝学的に同定している。本年度は、これらSLD遺伝子について以下のことを明らかにした。1)Sld2とDpb11が複合体を作り、このDpb11/Sld2複合体形成が複製開始に重要である。2)Sld3はSld4(Cdc45)と遺伝的にも2ハイブリッド法でもSLD4(CDC45)と相互作用し、複製開始に関与する。3)SLD5遺伝子の温度感受性変異も、複製に欠損を示した。また、sld5温度感受性変異を多コピーでサプレスするPSF1遺伝子を分離した。PSF1遺伝子は細胞の増殖に必須で、2ハイブリッド法でもSLD5と相互作用する。4)2ハイブリッド法でさらに調べると、DPB11-DPB2(Pol IIの2番目のサブユニットの遺伝子),DPB11-SLD3,DPB11-SLD5,DPB11-PSF1,DPB2-PSF1,SLD3-PSF1の間でも相互作用が認められた。これらのことから、Dpb11/Sld2,Sld5/Psf1,Sld3/Sld4がPol IIを染色体にロードさせることによって、DNA合成を開始させているのではないかと考えている。5)sld6変異を相補する遺伝子として、S期及びダメ-ジチェックポイントに関与するRAD53を得、現在解析中である。

Report

(1 results)
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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