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熱帯熱マラリア病態解析実験モデルとしてのリスザルの特徴付けとその系統化

Research Project

Project/Area Number 09270102
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

林 良博  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90092303)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松本 安喜  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (90251420)
松本 良嗣  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (00173922)
Project Period (FY) 1997
Project Status Completed (Fiscal Year 1997)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords熱帯熱アラリア / リスザル / MHC ClassII / RFLP解析 / 抗リズザル1g抗体 / ELISA
Research Abstract

(1)リスザルMHC classII遺伝子のクローニング
2頭のリスザル脾細胞より抽出したmRNAを鋳型としてcDNAライブラリーを作製し,それらについてMHCclassII β2ドメイン内のシスティン残基周辺の配列をプローブとしてスクリーニングを行い,8個のcDNAクローンを得た.それらの塩基配列を解析し,アミノ酸レベルにおけるヒトおよび既知の各種サルMHCclassII遺伝子との比較したところ,3クローンはDPと高い相同性を示し,2クローンはDRとの相同性が高かった.これらの蛋白翻訳領域は,メチオニンおよび非常に類似したシグナルペプチド配列より始まり,いずれのクローンも完全長の蛋白翻訳領域を含むと予想された.
(2)抗リスザルIg抗体の作製およびそれを用いたELISA法によるリスザル抗体測定系の開発リスザル血清より精製・濃縮したリスザルIgを免疫したBALB/cマウスの脾細胞から3種のハイブリドーマを作製した.これらが産生する抗体のサブクラスはそれぞれIgG2a,IgG1,IgMであった.この抗体のヒト及び各種サル血清に対する反応性を,ELISA法,ウェスタンブロット法および免疫沈降法により検討した結果,新世界ザルのうちオマキザル科に属するリスザル,ヨザル,フサオマキザル,クモザルの血清と反応したのに対し,科の異なるマ-モセットおよびヒトの血清とは反応しなかった.さらにこの抗体を用いてリスザル血清中の抗体価を測定するELISAの系を確立した。
リスザルの原産地ではない本邦に於いて,しかも南米原産地からの入手に様々な制約を伴う現在,リスザルコロニーを個々の原産地に由来する系統ごとに維持することは大変困難であり,多くの繁殖コロニーでは系統差を考慮せずに繁殖が行われる傾向にあったが,本研究の予算により,東大医科研奄美病害動物実験施設においてリスザルの系統別繁殖コロニーを樹立した.

Report

(1 results)
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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