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沖縄産ハマダラカ属3種の系統確立とネズミマラリアに対する感受性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09270221
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

當間 孝子  琉球大学, 医学部, 助手 (10145526)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宮城 一郎  琉球大学, 医学部, 教授 (50039921)
Project Period (FY) 1997
Project Status Completed (Fiscal Year 1997)
Budget Amount *help
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywordsハマダラカ属 / 系統確立 / コダマハマダラカ / オオハマハマダラカ / シナハマダラカ / ネズミマラリア / 感受性実験 / 沖縄
Research Abstract

室内におけるマラリア研究には種々のマラリア原虫に感受性の高い媒介蚊・ハマダラカ属の蚊の系統保持コロニゼーションが必要である。我々の教室でもネズミマラリアPlasmodium yoeliiの実験室媒介蚊An.stephensiが累代飼育されている。本種は飼育が容易で、種々のマラリア原虫に感受性があり、優れた実験媒介蚊であるが、インド起源の系統で、コロニーが消滅すると入手が困難であり、又飼育中脱出し、野外で一時的にでも繁殖することは好ましくない。本研究の目的はコガタハマダラカ(以下コガタと略す)、シナハマダラカ(シナ)およびオオハマハマダラカ(オオハマ)の室内系統保持を確立すること、又これら3種蚊のP.y.nigerienseの感受性などを感染実験により明らかにし、媒介蚊としての有用性を検討することである。
マラリア媒介蚊コガタ、シナおよびオオハマを野外から採集し、バイオトロン(日長15h、薄明薄暮1h、25℃)でコロニゼーションを試み、飼育が困難であったコガタ、オオハマが静置法及び当教室で考案した滴下法を用いることで飼育ができるようになった。コガタ幼虫への最適餌量は1令には25mg、2令に50mg、3令に100mg,4令に150mgを1日に2回、また、オオハマにはコガタの半分量が適当量であった。コガタ、オオハマ共に容器当り100〜200個体の飼育が適当であった。成虫は大型ケージを用い、自然交尾で行った。コガタの交尾・吸血率、産卵共に良い結果を得たが、オオハマの交尾・吸血は低率であった。P.y.nigerienseの媒介能力について検討した結果、オオハマが他の2種コガタ、シナに比べてオーシストおよびスポロゾイトを持つ蚊の割合が高く、P.y.nigerienseに対して沖縄産の中では最も高い親和性を持っていた。また、本種はAn.stephensiよりもスポロゾイトの形成能力は、やや劣っていたが、P.y.nigeriense感染ネズミを吸血した後の生存日数が長く、生存率も高かった。

Report

(1 results)
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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