組換え受容体を用いた逆作用薬inverse agonistの検索
Project/Area Number |
09273221
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | 福井医科大学 |
Principal Investigator |
村松 郁延 福井医科大学, 医学部, 教授 (10111965)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 史子 福井医科大学, 医学部, 助手 (80291376)
谷口 隆信 福井医科大学, 医学部, 助教授 (60217130)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 逆作用薬 / α_<1a>アドレナリン受容体 / サイトセンサー / 組換え受容体 |
Research Abstract |
受容体はagonistで刺激されなくても活性化状態を示すことがある。それは,受容体が過剰に発現した場合と,受容体それ自身がpoint mutationなどにより持続的に活性化された状態になった場合である。この活性化状態を抑制する薬物を逆作用薬inverse agonistとよび,従来の単純な競合的拮抗薬competitive antagonistと区別される。我々は本年度の研究において,inverse agonistを生理的に検索できる系の確立を試みた。実験には3種のヒトα_1アドレナリン受容体サブタイプ(α_<1a>,α_<1b>,α_<1d>)を持続的に発現したCHO細胞を用いた。受容体活性化の状態は,細胞の代謝活動を細胞外pHの微量変動として記録できるcytosensorを用いて測定した。 まず,基礎実験としてα_<1a>サブタイプ発現細胞を用い,以下の成績を得た。 1.noradrenalineなどによる受容体刺激はcytosensorを用いて濃度依存的に測定できる 2.受容体を最大刺激した時の細胞代謝亢進(pH変動)は発現している受容体密度に比例する 3.受容体が高密度に発現した細胞では,spare recptorが存在する 4.本実験系を用いてagonistをfull agonistとpartial agonistに分類できる 5.α_1サブタイプはPLCを介する情報伝達系を活性化する 6.本実験系で得られたcompetitive antagonistの拮抗様式は古典的なSchild plot解析法で解析できる 次にα_<1a>,α_<1b>またはα_<1d>サブタイプを過剰発現した細胞を用い,inverse agonistを検索した。その結果,α_<1b>サブタイプにおいてprazosin,WB4101など今までcompetitive antagonistとして考えられてきた薬物がinverse agonistとしても作用を示すことを認めた。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)