骨形成因子(BMP)によって誘導される新規遺伝子の形態形成における機能の解析
Project/Area Number |
09275232
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Japanese Foundation For Cancer Research |
Principal Investigator |
一條 秀憲 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 主任研究員 (00242206)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斉藤 正夫 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 研究員
武田 弘資 財団法人癌研究会, 癌研究所・生化学部, 研究員
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | BMP / C2C12 / 形態形成 |
Research Abstract |
骨形成因子Bone Morphogenetic Protein(BMP)ファミリーは、TGF-b(Transforming Growth Factor-b)スーパーファミリーのサブファミリーであるが、これまでにさまざまな動物モデルを用いた解析が行われ、無脊椎動物、脊椎動物を問わず多くの動物種に発現し、とくにそれらの形態形成において重要な役割を担っていることが示されている。我々は、BMPのシグナル伝達経路を明らかにするための一つのアプローチとしてBMPによって誘導される新規遺伝子の単離を試みた結果、BMP/OP-Responsive Gene(BORG)をクローニングした。BORGは、マウス筋芽細胞株C2C12やマウス骨髄間質細胞株ST2などBMPに対して反応性をもつ細胞において、BMP-2あるいはOP-1/BMP-7を添加後3〜12時間で強く誘導される。また興味深いことに、BORGのアンチセンスオリゴヌクレオチドを、C2C12細胞に導入するとBMPによって誘導される骨基質マーカーの発現が抑制されることが明らかにされた。本研究の結果は、BORGがBMPの作用発現に重要な働きを有することを明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)