シグナルモジュレーターとしてのFKBPシャペロンの役割
Project/Area Number |
09276206
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
山本 健一 金沢大学, がん研究所, 教授 (60115285)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 弘子 金沢大学, がん研究所, 助手 (20126585)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | シグナル伝達 / 転写因子 / インヒビター / リン酸化 / 蛋白分解 / 免疫抑制剤 / FKBP / 蛋白相互作用 |
Research Abstract |
我々は免疫抑制剤FK506によりIkBαの分解を介してNF-kBの活性化が起こることを明らかにしたが(J.Clin.Invest.,1996)、その機序としてFK506によるFKBPのpeptidylpropyl-cis trans isonerase(PPI)活性の阻害によるERでの蛋白のfoldingの阻害が考えられていることから、PPI活性は阻害するが、そのほかの活性はないFK506誘導体について検討した結果、FK506によるNF-kBの活性化の機序として、FKBPのPPI活性の阻害によるものではないと結論された。さらに、NF-kBの活性化には、そのインヒビターであるIkBαおよびβのN末部のセリン残基の燐酸化に依存した蛋白分解が必須であると従来考えられているが、我々はFK506/FKBPによるNF-kBの活性化では、このN末部セリン残基の燐酸化に依存しない、おそらくはチロシン残基がかんよする新しいシグナル伝達経路によりIkBαおよびβの分解とNF-kBの活性化が起こることを明らかにすることができた。また、様々なプロテアーゼ阻害剤を使い、FK506/FKBPによるこの新しいIkBαおよびβ′の分解とNF-kBの活性化には従来指摘されていたプロテアソームが関与していることを確かめた(投稿中)。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)