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転写因子の機能に注目した脊椎動物のオ-ガナイザー・脊索形成機構の解析

Research Project

Project/Area Number 09277215
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

佐々木 洋  大阪大学, 細胞生体工学センター, 助手 (10211939)

Project Period (FY) 1997
Project Status Completed (Fiscal Year 1997)
Budget Amount *help
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Keywords脊椎動物 / 原腸陥入 / オ-ガナイザー / 遺伝子発現制御 / HNF-3β / エンハンサー
Research Abstract

脊椎動物の体軸形成には、オ-ガナイザー(マウスではノードと呼ぶ)及び脊索が重要な働きをしており、それらの形成機構を理解することが、体軸形成機構を理解する上での一つの重要な鍵となっている。本研究ではこの問題に対して、ノード・脊索の形成に必須な転写因子HNF-3βに注目し、その発現制御機構の解析によりアプローチしている。本年度はこれまでに同定されているマウスHNF-3βのノード・脊索エンハンサーより、その活性に重要な配列を異種間でのエンハンサーの塩基配列の比較により同定する事を行った。
マウスのエンハンサーと塩基配列を比較する相手として、魚(ドワ-フグ-ラミ-)及びニワトリを選んだ。魚HNF-3βの転写単位周辺のDNA断片について、lacZをレポーターとしたトランスジェニックマウス胚を作成する事によりエンハンサー解析を行った結果、-8kbから-5.5kbの範囲にノード特異的なエンハンサーが同定された。このエンハンサーによる遺伝子発現様式は、中胚葉誘導シグナル分子nodalの発現とよく対応しており、そのエンハンサー内にnodal応答配列が含まれることが期待される。その塩基配列を決定してマウスのエンハンサーと比較したところ、共通な配列(CS1、17bp)が見いだされた。さらに、エンハンサーに欠失変異を導入することにより、このCS1がエンハンサー活性に重要な働きをしていることが確認された。今後は、CS1に結合する転写因子の同定を行うとともに、現在行っているニワトリHNF-3βのエンハンサー解析もすすめ、配列の比較を3種間で詳細に行うことにより、さらに新たな保存配列を同定する予定である。

Report

(1 results)
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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