遺伝子導入ハエを用いたDNA複製関連遺伝子の発現制御に関する研究
Project/Area Number |
09277230
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Aichi Cancer Center Research Institute |
Principal Investigator |
廣瀬 富美子 愛知県がんセンター, 生物学部, 主任研究員 (60208882)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山岸 正裕 工業技術院生命工業技術研, 分子生物部, 主任研究官 (00220252)
山口 政光 愛知県がんセンター, 生物学部, 室長 (00182460)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | ショウジョウバエ / DNA複製 / 転写因子 / 遺伝子導入ハエ |
Research Abstract |
個体を用いたDREFの機能解析に必要な遺伝子導入ハエを樹立し、DREFの異所的な発現によってもたらされDNA複製や細胞増殖の異常を詳細に解析し、以下の結果を得た。(1)DNA結合活性および二量体形成活性の両者を有するDREFのN端125アミノ酸残基は、dominant-negativeな効果をもつことが明らかとなった。(2)唾腺においては、dominant-negative型DREFを発現させると、この組織におけるDNA複製が阻害され、DNAの多糸化の程度が抑えられたことから、DREFはendo cycleにおけるDNA複製に必須であることが証明された。(3)glass遺伝子のプロモーターを利用して、複眼原基のpost-mitoticな分化過程にある細胞で野生型DREFタンパク質を発現させると、異所的なDNA複製とアポトーシスが誘導され、秩序だった複眼の形態形成は乱されて、rough eye phenotypeを示した。また、正常な分化も乱されて、光受容細胞R1,R6,R7の形質を示す細胞が形成されなかった。このことは、DREFは、細胞増殖と分化の接点で機能する転写因子であることを意味する。(4)DREFの哺乳類細胞におけるホモログを単離する準備として、Drsosophila melanogasterの近縁種であるDrosophila virilisよりDREFホモログの遺伝子を単離し、よく保存された領域が3つ(CR1,CR2,CR3)あることを明らかにした。(5)DREFと相互作用する因子の遺伝子を単離するための、遺伝学的スクリーニングの準備を整えた。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)