Project/Area Number |
09280228
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
田中 英明 熊本大学, 医学部, 教授 (90106906)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 運動ニューロン / SC1 / 細胞接着分子 / モノクローナル抗体 / パンニング法 |
Research Abstract |
我々はニワトリ初期胚脊髄の運動ニューロンと床細胞に特異的に発現される免疫グロブリンスーパーファミリーに属する細胞接着分子SC1に対するモノクローナル抗体を使用したパンニング法により運動ニューロンを精製し、精製運動ニューロンの培養と運動ニューロンに特異的に発現される分子をRT-PCR法やDifferential display法を用いて探索してきた。このSC1抗体を用いたパンニング法による運動ニューロンの精製方法は大変有効であるが、この抗体はマウスにはクロスしない。したがって、運動ニューロン疾患ミュータントマウスの運動ニューロンに発現される分子を解析する目的で、マウスSC1に対する抗体を作成するためマウスSC1分子のcDNAクローニングを試みていたところ、三菱化学生命科学研究所の藤田らからマウスSC1に対するモノクローナル抗体802C11とそのcDNAクローニングが報告された(第20回日本神経科学会♯1116関根・藍澤、大森、藤田;1997年)。802C11抗体は、マウス初期胚(E10)神経管の床細胞と脊索を染色し、トリSC1と同じパターンで染色が見られ始めるが、E11には抗ニューロフィラメント抗体により多数の運動ニューロンが染色されるにもかかわらず802C11抗体は運動ニューロンを染色しない。E12には運動ニューロンにも染色が確認されたが、全ての運動ニューロンを発生直後から染色するトリSC1抗体とは異なり、一部の運動ニューロンが選択的に染色されていた。これらの結果から、マウスではSC1分子は一部の運動ニューロンにのみ発現されているのか、SC1分子のファミリーが存在し802C11抗体はその一つのメンバーのみを認識している可能性が考えられた。
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