Project/Area Number |
09470415
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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Research Institution | Ohu University |
Principal Investigator |
藤原 康次 奥羽大, 歯学部, 助教授 (10165433)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 章 奥羽大学, 歯学部, 教授 (60110459)
渡邊 照男 筑波大学, 基礎医学系, 教授 (40037396)
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Project Period (FY) |
1997 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥9,400,000 (Direct Cost: ¥9,400,000)
Fiscal Year 1998: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 1997: ¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
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Keywords | 移植片対宿主病 / ラット / 口腔粘膜 / 樹状細胞 |
Research Abstract |
I.形態観察 移植片対宿主病(GVHD)誘導後、1、3、5、7日目および発症時(10日〜14日目)のF1ラットより得られた舌粘膜の粘膜固有層内に存在する樹状細胞のin vivoでの存在様式および形態学的変化を、随時免疫電顕的手法を加えながら電顕的に観察検討した。1、3、5日目では対称群と同様に、樹状細胞は粘膜固有層の血管周囲に散在しており、形態学的にも目立った変化は認められなかった。誘導後7日目になると樹状細胞は血管周囲から上皮下に集簇するようになり、また形態学的にも大型化し、またリソソームをはじめ種々の細胞内小器官の発達が認められるようになった。 II.表現型の分析 発症時のF1ラットより得られた舌粘膜を用いて、抗MHC class II(OX-6)と接着分子に対する種々の抗体(抗ICAM-1、抗LFA-1α、抗LFA-1β、抗Mac-1、抗VLA-4、抗VLA-6、抗CD44)などのモノクローナル抗体による免疫組織学的2重染色を行い樹状細胞の表現型を調べた。その結果病変初期に粘膜固有層に増加する樹状細胞はICAM-1、LFA-1α、LFA-1β、Mac-1、CD44陽性であることが判明した。 III.機能分析 電顕観察により樹状細胞内のBirbeck顆粒の存在、数などについて検討したがBirbeck顆粒は確認できなかった。また細胞質内のリソソームは誘導後7日目より明らかな増加が認められた。
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