Project/Area Number |
09594003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Inorganic chemistry
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
矢野 重信 奈良女子大学, 理学部, 教授 (60011186)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 有起 茨城大学, 理学部, 教授 (50007564)
大倉 一郎 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (90089821)
長野 哲雄 東京大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (20111552)
柴原 隆志 岡山理科大学, 理学部, 教授 (10252826)
大川 尚士 九州大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00037219)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥5,900,000 (Direct Cost: ¥5,900,000)
Fiscal Year 1997: ¥5,900,000 (Direct Cost: ¥5,900,000)
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Keywords | dブロック元素 / エネルギー変換 / 水素発生 / 錯体触媒 / 分子変換 / 金属クラスター / 多核錯体 / 酸素類似機能 |
Research Abstract |
1.無機化学者、有機化学者、物理化学者と薬学者の強力な連携のもとにdブロック元素化学のハイパーイノベーション(超新機軸)を拓くことを目的として研究を行った。 2.新規大環状ヘテロ二核錯体の構造、物性、機能を調べた(大川)。光エネルギー変換用ポルフィリン類を開発した(大倉)。銅イオン中心における分子状酸素の活性化とアルカンの水酸化反応機構を解明した(伊東、福住)。電極被覆有機高分子膜に分散した亜鉛ポルフィリンが光電気化学的にプロトンを還元して水素を発生することを見いだした(金子)。錯体の集合化により生体との類似性を見いだした(木下)。新規オキソ架橋Ru,Os,Re複核錯体によるルイス酸付加と共役した酸化還元挙動を明かにした(佐々木)。硫黄架橋錯体のアミン配位子からの水素イオン解離を見いだした(柴原)。遷移金属スルフィド錯体およびその複合体を構築した(巽)。プロトン濃度変化によるエネルギー変換を行った(田中)。細胞内のZn^<2+>をバイオイメージングとして捉える蛍光プローブ試薬を開発した(長野)。Mn(III)ポルフィリン二重体の過酸酸化による四価二核錯体への定量的変換と酸素発生錯体との関連を解明した(成田)。高度好塩菌フェレドキシンの遺伝子クローニングに成功した(中村)。選択的二量化反応触媒として二核Co錯体を開発した(久枝)。銅(II)-TACH錯体によるDNAの高速・高選択的な加水分解を行った(藤井)。非ヘム鉄錯体を用いた酸素化酸素類似機能発現を行った(船引)。白金(III)の二核錯体を触媒としてオレフィンをジオールに酸化する方法を開発した(松本)。遷移金属-超分子レドックスシステムを設計合成した(平尾)。糖質を変換する三核Mn錯体を開発した(矢野、棚瀬)。加水分解酵素のZn中心と同じ配列を持つペプチドとZnイオンの相互作用を検討した。(山村)。人工ペルオキシゲナーゼの合成に成功した(渡辺)。
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