Project/Area Number |
09595002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
土木材料・力学一般
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
町田 篤彦 埼玉大学, 工学部, 教授 (50008869)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 久一 長岡技術科学大学, 建設系, 教授 (30126479)
辻 幸和 群馬大学, 工学部, 教授 (50048922)
関 博 早稲田大学, 理工学部, 教授 (40120919)
睦好 宏史 埼玉大学, 工学部, 教授 (60134334)
角田 輿史雄 北海道大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (60001210)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥5,200,000 (Direct Cost: ¥5,200,000)
Fiscal Year 1997: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥5,200,000)
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Keywords | コンクリート打ち足し / 鋼板巻き立て / 連続織維シート張り付け / せん断補強 / じん性補強 / 段落とし部 / 壁状構造物 / 補強効果評価式 |
Research Abstract |
建設省、日本道路公団、首都高速道路公団その他の都市内高速道路の公社公団、JR各社、カリフォルニア州運輸局などにおいて、コンクリート打足し、鋼板巻き立て、連続繊維シート張付け、その他の耐震補強工法について、工法の適用条件、設計施工基準、施工の難易、施工実績、工費などについて調査し、研究すべき項目について検討重ねた結果、以下の諸点が判明した。 1.柱部材の全高にわたるせん断耐力の向上、塑性ヒンジ部のじん性向上に関する基本的解明は不十分といわざるを得なく、上記の各種補強工法毎に補強効果の評価式を確立することが必要である。 2.耐震性の弱点となっている軸方向鉄筋の途中定着部およびコンクリート打継ぎ部の効率的な補強工法を明らかにするとともに、必要な補強範囲を明確にして、補強効果の評価式を確立することが必要である。 3.現在確立されている各種補強工法は、断面高さと幅の比が2程度以下の部材を前提としたものであり、これが2以上となる壁式橋脚あるいは地下鉄中柱などの補強には適用が困難である。このような部材に対する補強工法の評価を行い、その適用範囲を明確にするとともに、評価式を確立することが必要である。 4.現在では、補強された構造物の耐久性が軽視されている。このことから、補強前の構造物、補強に使用する材料および施工法と補強後の耐久性との関係についても解明を図ることが必要である。
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