生殖遺伝毒性の評価:環境汚染物質による生殖遺伝毒性の構造生物学的評価法の創出
Project/Area Number |
09596002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Applied animal science
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
宮本 元 京都大学, 農学研究科, 教授 (00026618)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
入江 正和 大阪府立農業技術センター, 畜産部, 研究主任
小倉 淳郎 国立感染症研究所, 獣医科学部, 主任研究員 (20194524)
佐藤 英明 東北大学, 農学研究科, 教授 (80093243)
福本 学 京都大学, 医学研究科, 助教授 (60156809)
眞鍋 昇 東京大学, 農学研究科, 助教授 (80243070)
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Project Period (FY) |
1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
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Keywords | 環境ホルモン / 生殖毒性 / 遺伝毒性 / 食物連鎖 / 胎児奇形 / 生殖生理学 / 生殖腺 / 構造生物学 |
Research Abstract |
農学研究の目標は、食料を安価に安定して供給して飢えの苦しみから救うことにある。人類はいつも各時代の最新科学技術を採入れて食料増産に努めてきた。近年、人類の生存にとって必須の環境を維持しながら、食料の安全性を的確に評価して健康な生活を保証する技術を創出することが新たな目標として加わった。科学技術は飢えや疾病から人々を救うために様々な化合物を創り出してきたが、これらが環境ホルモンなど様々な毒物として人類の生存を脅かしつつある。食料の安全性を保証することは、最も重要で緊急を要する研究課題である。家畜体内で濃縮した毒物はヒトに取り込まれるが、未だに環境毒物よる生殖遺伝毒性の適切な評価方法が開発されていない。早急な評価法確立は地球規模で英知を集積して行わなくてはならないので、「重点領域研究」の研究領域として申請するべく企画・準備調査を行い、領域申請した。すなわち、生殖生物学分野における環境汚染に関わるシンポジウムを開催し、最新の研究知見を纒めて刊行した。若手研究者を中心に専門分野を絞ったワーキンググループを結成し、(1)卵巣の遺伝子障害に関する企画調査、(2)胎児の遺伝子障害に関する企画調査、(3)着床前の初期胚の遺伝子障害に関する企画調査、(4)凍結保存生殖細胞および受精卵の遺伝子障害に関する企画調査、(5)遺伝子ターゲッティング動物の作成とその生殖腺生理機能障害に関する企画調査、(6)生殖腺の遺伝子機能異常の分子機構に関する企画調査、(7)雌性生殖腺機能評価のための卵子・卵母細胞の顕微操作に関する企画調査、(8)核磁気共鳴装置による非侵襲的遺伝子構造解析に関する企画調査、(9)雄性生殖腺機能評価のための精子・精原細胞の顕微操作に関する企画調査、(10)In vivo生殖遺伝毒性評価に関する企画調査を実施した。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)