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心不全進展過程におけるカルシウム活性化中性蛋白分解酵素(CANP)の役割

Research Project

Project/Area Number 09670764
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Circulatory organs internal medicine
Research InstitutionNippon Medical School

Principal Investigator

遠藤 孝雄 (1998)  日本医科大学, 医学部, 講師 (30152010)

子島 潤 (1997)  日本医科大学, 医学部, 助手 (00164658)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 木内 要  日本医科大学, 医学部, 助手 (50260972)
遠藤 孝雄  日本医科大学, 医学部, 講師 (30152010)
佐藤 直樹  日本医科大学, 医学部, 助手 (70291721)
Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywordsカルシウム活性化中性蛋白分解酵素 / 高頻度ペーシング誘発心不全 / βアドレナリン受容体 / 左室dP / dt / イソプロテレノール / NCO700 / CANP
Research Abstract

【研究概要】心不全進展過程における心筋細胞内カルシウム活性化中性蛋白分解酵素(Calcium activated neutral protease:CANP)の役割を調べるため、心機能測定装置を植え込んだ高頻度右室ペーシング誘発心不全犬に4週間のペーシング全期間を通じCANP阻害薬NCO700を連続投与し検討。【本年度までの実績】ビーグル犬12頭を麻酔し無菌的に左室圧ゲージ、大動脈圧及び左房圧カテーテル、心拍出量測定用電磁流量計、右室ペーシングカテーテルを植え込んだ。うち3頭は術後測定開始までに死亡したため、残り9頭につきイソプロテレノール(ISO)に対する心筋反応性を左室dP/dtを指標として調べた後、右室を240/分の頻度でペーシング。4週間目に再度ISOに対する左室心筋反応性を調べた後、過量のペントバルビタールを投与し後のβ受容体数測定のため心筋を処理。高頻度ペーシング中を通じ、9頭中6頭には生理食塩水(対照群)を、3頭にはNCO700を(NCO群)投与。生理食塩水群の1頭は左室圧ゲージ破損のため中途脱落。NCO700投与群の1頭は現在ペーシング進行中。現在解析可能範囲で解析すると、対照群のペーシング前baselineのdP/dt(mmHg/sec2)は3180±204から2100±297に低下。NCO群のbaselineは3075±125から1875±525に低下。ISO 0.4μg/kg/min静脈内投与に対するdP/dtの増加(ΔdP/dt)は、対照群がペーシング前の2220±511から後1540±831に減弱。NCO群ではペーシング前2275±425から550±150ヘと減弱。心筋β受容体数はNCO群の1頭で測定、92fmol/mgであった。残り6頭の心筋は保存中。【考案】今年度は術後死亡が予想外に多かったため未だ実施頭数が少なく断定はできないがNCO投与群における心筋反応性低下が著しかった。CANPは本来心筋構成蛋白の新陳代謝に関与するとされるが、その阻害がカルシウム過負荷により傷害された心筋turnoverに悪影響を及ぼす可能性もある。現在進行中の犬も含め頭数を加え研究を完了すればCANPの役割の一端を解明可能と考える。

Report

(2 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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