離島におけるビタミンE転送蛋白欠損症の背景調査とその対策
Project/Area Number |
09671079
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
内分泌・代謝学
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
赤石 治美 日本医大, 医学部, 助手 (10287675)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福生 吉裕 日本医科大学, 医学部, 助教授 (30150733)
本田 治久 日本医科大学, 医学部, 助手 (20267206)
永島 幹夫 日本医科大学, 医学部, 助手 (50198321)
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Project Period (FY) |
1997 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1998: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1997: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | ビタミンE転送蛋白欠損症 / ビタミンE転送蛋白 / ビタミンE / 遺伝性疾患 |
Research Abstract |
経過報告: 会議(第二回):インフォームドコンセントに関する協議 ビタミンE転送蛋白欠損患者(ヘテロ)の臨床疫学調査の予備結果報告を役場職員、保健婦と協議を持った。(98年8月8日:八丈町役場第一会議室)。個人のプライバシー保護と疾患予防に関しての調査システムの確立について検討した。前年度の予備検討より、閉塞された島での調査には一部非難があったとのことで、今後慎重に行う必要がある事が討議された。例えば健診時に他の人より多くの血液を採血されることの事前理解を徹底させること。尿検査では問題がすくないこと。他の検査とのからめで行う、家系調査は困難であることなど反省事項があった。八丈町における健康診断時にビタミンE転送蛋白欠損症(ヘテロ)患者の臨床検査、血液・尿検査を行うことが了承された。 ・実施調査(平成10年11月6日より8日)臨床健康調査を行った。 総受診者(802名)のうち登録ヘテロ患者の参加は5名であった。呼びかけに反して登録者の参加は少なかった。98年度継続調査にて、ヘテロ患者の血中レプチン濃度、過酸化脂質、血清脂質、尿中カルシウム、尿中P、を同時に測定した。 結果: VEαTTRヘテロ : 対照 血中過酸化脂質 4.4±0.24 (n=5) 4.2±0.42 (n=35) 血中レプチン濃度 7.6±3.4ng/ml(n=5) 6.8±2.3ng/ml (n=198) TC 196±24 (n=5) 203±22 (n=797) TG 168±32 (n=5) 156±36 (n=797) HDL 48±13 (n=5) 54±15 (n=797) 尿中Ca 164.5±58.9(n=5) 174.6±85.3 (n=154) 臨床的観察および考察: VEαTTPヘテロ患者1名にParkinson様振戦(軽度)を示す者がみられたが、VE αTTPとの関連については今後注意して観察をして行く必要がある。他の心電図、血圧においては両者間に著変は見られていない。今後さらに時間をかけ継続していく事が重要と示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)