血管内視鏡下血管内血管結紮、縫合および閉塞法の新技術の研究
Project/Area Number |
09671240
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
General surgery
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
孟 真 横浜市大, 医学部附属病院, 助手 (70264645)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩井 芳弘 横浜市立大学, 医学部, 助手 (30275044)
野一色 泰晴 横浜市立大学, 医学部, 講師 (60033263)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥100,000 (Direct Cost: ¥100,000)
Fiscal Year 1997: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
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Keywords | 血管内縫合 / 静脈瘤 / 血管内視鏡 / アリゲーター鉗子 / 疑似血管 / 閉塞術 / 血管内持針器 / 内視鏡下手術 |
Research Abstract |
末梢動脈における動脈瘤や動静脈交通、下肢静脈瘤などの手術では血管を結紮、もしくは縫合する事が求められる。そこで血管内に小さな器具を挿入することで血管内での手術操作により血管を結紮したり縫合することが出来ないかという考え方でこれまで研究を進めてきた。従来技術としては血管内にコイルを挿入して血栓形成を促したり、ゼラチンやセルロースを注入する方法が行われていた。しかし炎症反応や再疎通等が問題視されている。そこで本研究では血管内視鏡を用いて正確に血管内から血管を結紮したり縫合することを可能とするための基礎的研究を行った。ファイバースコープを透明の高分子材料で作成した疑似血管の内腔に挿入し、内視鏡による観察下と疑似血管の透明な壁を介した観察下により、一般の腹腔内内視鏡手術の器具を使用した血管縫合を行った。この結果、血管内での持針器の操作が極めて難しいことが判明した。それは十分なスペースが無いことと、持針器の針を持つ部分の硬直性によるものであった。この結果から、獣医師の使用する肺動脈内のフィラリア摘出術に使用するアリゲーター鉗子を使用して針をつかみ、疑似血管内操作を行った。すると内径が約2cmの疑似血管内では針を血管の長軸方向へ移動させる操作は容易であり、縫合操作は可能であることが判明した。しかし長軸方向以外の方向では針を動かすのに何らかの支えが必要であり、鉗子に何らかの工夫を施す必要のあることが判明した。また、この操作は内径2cmよりも細い血管内ではまだその操作を行うには無理であった。結論としては、血管内で血管の縫合や結紮が可能であることが判明したが、血管内操作に必要な特殊な器具の開発が進めば、血管内手術が可能であることが判明した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)