Project/Area Number |
09671294
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
千賀 省始 岐阜大, 医学部附属病院, 講師 (20226690)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 卓也 岐阜大学, 医学部・附属病院, 医員
佐々木 栄作 岐阜大学, 医学部, 助手 (20273138)
鬼束 惇義 岐阜大学, 医学部, 助教授 (00092924)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1998: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 肝移植 / 肝保存 / 肝の誘電特性 / 電気インピーダンス |
Research Abstract |
体重250g〜300gのLewis系雄性ラットを使用した。donor肝を4℃UW液にて灌流後、同保存液に14時間から18時間単純浸漬保存した。内側左葉に平行2針電極を装着し、LCRmeterとインピーダンスアナライザを用いて経時的に誘電特性を測定し、20Hz〜100MHzの電気伝導度(G)と電気容量(C)を求め、GとCより、tanδを算出した。保存肝の形態的変化を観察した。保存後は鎌田らの方法にて同所性肝移植を行ったが、実体顕微鏡システム(本研究の設備備品として購入)を用いて確実な手技とした。移植後の生存期間を求めた。保存終了時における周波数1MHz-10MHzの範囲の誘電正接のピーク値、tanδmの値と、移植後生存日数との関係を比較検討し、以下の結果を得た。 1,3日間生存率は42%(5/12)、7日間生存率は25%(3/12)であった。 2,tanδmの平均値は3日以上生存群(n=5)が3.85±0.17、3日未満死亡群(n=7)が3.54±0.29であり、3日以上生存群が高値を示す傾向があった。 3、tanδmが3.5未満であった例をZl群(n=2)、3.5以上3.8未満であった例をZm群(n=6)、3.8以上をZh群(n=4)とすると、 (1)3日間生存率;Zl群0%(0/2)、Zm群17%(1/6)、Zh群100%(4/4)と、Zm群と比較してZh群は有意(p<0.01)に高かった。 (2)Kaplan-Meier法による累積生存率;Zm群に比べてZh群の生存率は有意(p<0.05)に良好であった。 (3)保存時間は各群間に有意差を認めなかった。
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