Project/Area Number |
09671646
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
萬谷 嘉明 岩手医大, 医学部, 講師 (20146062)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 洋一 岩手医科大学, 医学部, 教授 (40118253)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 男性生殖器 / Caイオン濃度 / 前立腺 / 精巣 / 平滑筋 / 画像解析 |
Research Abstract |
実験:ラット、イヌ、ウマおよびヒト剖検体の陰茎海綿体小柱平滑筋をコラゲナーゼ処理して標本(単離ではなく、本来の組織構築を有したままの標本)を作製したが、ラット、イヌは膠原線維成分が多すぎるため十分量の平滑筋が得られなかった(対象として不敵)。また、ウマおよびヒト剖検体は十分量の平滑筋が得られたが標本作製までにどうしても時間が経過しすぎるため反応が悪くCa2+濃度変動の画像解析ができなかった。そこで、今回は予備実験として、ラット前立腺間質平滑筋、精巣精細管周囲筋様細胞、精巣細動脈平滑筋を対象として標本を作製した。これにCa感受性色素Fura-2、Indo-1を細胞に取り込ませたのち、通常の蛍光顕微鏡と組み合わせた画像解析装置(Arugus50/CA)とリアルタイムコンフォーカル顕微鏡システム(Nikon RCM-800)を用いてCa2_+を経時的に測定した。 結果:各組織の平滑筋は、大きさと形状に著しい差異があるばかりでなく、カテコールアミンやATPによって惹起されるCa2_2動態にも差が認められた。細長い紡錘形の欠管平滑筋はCa2_2の上昇が速いのに対し、多角形〜幅広い紡錘形の大きな前立腺平滑筋ではCa2_2の上昇は細胞全体に徐々に広がっていった。また、前立腺平滑筋には細胞間のシグナル伝達を示唆する同調した律動的Ca2_2変動が観察された。一方、精細管筋様細胞ははっきりしたCa2_2の変動を示さなかった。経時的に解析すると、Ca2_2の上昇に引き続く平滑筋の収縮は、従来の単離細胞の観察結果とは異なり、1秒近いタイムラグが存在していた。細胞周囲の結合組織により細胞自体の動きが規制されているためと考えている。今後、ヒト陰茎海綿体平滑筋の標本作製を確立する。生検材料から直ちに処理、解析を行う必要があると思われる。
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