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ニコチンの歯肉に対する影響について

Research Project

Project/Area Number 09672106
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

森木 大輔  岡山大, 歯学部附属病院, 助手 (30294416)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡邊 達夫  岡山大学, 歯学部, 教授 (20034176)
Project Period (FY) 1997 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywordsニコチン / ヒト歯肉血管内皮細胞 / 細胞増殖・細胞活性 / フレクサ-セル
Research Abstract

本研究の目的はヒト歯肉微小血管内皮細胞(HGECs)の細胞増殖とDNA合成に対するニコチンの影響を研究することである。細胞はHGECs,ヒト臍帯静脈血管内皮細胞,ヒト歯肉線維芽細胞を培養し,HGECsと比較した。96穴プレートに1ウェルあたり2000個の細胞を播種し,0,0.01,0.1,1.0,2.0,4.0μMのニコチンを48時間作用させた。細胞増殖の評価はMTT法,DNA合成の評価はブロモデオキシウリジン(BrdU)法により行った。その結果,HGECsにおいては0.01-2.0μM濃度のニコチンは細胞増殖に有意な影響を与えなかった。しかし,4.0μM濃度のニコチンは細胞増殖を阻害した(p<0.001)。一方,DNA合成にはニコチンは全ての濃度において有意な影響を与えなかった。ヒト臍帯静脈血管内皮細胞では,ニコチンは細胞増殖,DNA合成ともに全ての濃度において影響を与えなかった。ヒト歯肉線維芽細胞においては,0.1μM(p<0.05),1.0μM(p<0.001)濃度のニコチンは細胞増殖を有意に増加させた。また,0.1μM濃度のニコチンによりDNA増殖が約2倍に増加した(p<0.05)。これらの結果により,以下のことが示される。1)ニコチン濃度が高濃度(4μM)の場合,ヒト歯肉血管内皮細胞はヒト臍帯静脈血管内皮細胞,ヒト歯肉線維芽細胞よりもニコチンに対する感受性が高い。(細胞活性を阻害する。)2)ヒト歯肉線維芽細胞は低濃度のニコチンによって細胞増殖とDNA合成が促進される。

Report

(1 results)
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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