大学入試問題に対するRule Space Modelを用いた認知論的内容分析
Project/Area Number |
09710117
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育・社会系心理学
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Research Institution | National Center Test for University Admissions |
Principal Investigator |
平 直樹 大学入試センター, 研究開発部, 助手 (60236172)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | Rule Space Model / Rule Space Methodology / Attribute / Knowledge tree / 日本語語彙理解力テスト / 内容的妥当性 / 項目反応理論(IRT) / 大学入試問題 / attribute / knowledge state / 学力診断 / 日本語語彙理解テスト |
Research Abstract |
1. Rule Space Model Rule Space Model(RSM:近年,Rule Space Methodologyと呼ばれることが多い)の応用研究は,主に子どもの学習診断を目的として行われている。しかしながら,RSMはテストそれ自体の妥当性を定量的に検討する方法としても利用できる可能性がある。本研究は,大学入試問題の内容的妥当性の分析を目的として、RSMを応用することが可能かどうかを確認するための基礎研究である。本研究では素材を「日本語語彙理解力テスト」に求め,RSMを適用してテストの妥当性の検討を行った。 2. 日本語語彙理解テストに関する検討結果 昨年度作成したattributesおよびincidence matrixを用いて語彙の学習プロセスに関するダイアグラム(knowledge tree)を作成し,その内容を検討した。その結果,「R:同じ音の語」を持つ選択肢間の区別、といった非本質的なattributeを習得しても成績はさほど伸びないが、「A:日常見聞せず」というほど難しい語彙を習得することによって、成績が向上することが確認された。結果として素材として用いた日本語彙テストの妥当性が確認され、他の分野のテストにも応用可能であることが示唆された。 3. 研究成果の発表 '98 Anoual Meeting of Psychcmetric Society,平成10年度教育心理学会総会で研究成果の発表を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)