養護教諭の勤務構造とメンタル・ヘルスに関する教育経営学的研究
Project/Area Number |
09710192
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educaion
|
Research Institution | Fukuoka University of Education |
Principal Investigator |
鈴木 邦治 福岡教育大学, 教育学部・教育科, 講師 (90274034)
|
Project Period (FY) |
1997 – 1998
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
|
Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | 養護教諭 / 学校組織文化 / 支持的風土 / ストレス・バーンアウト / 保健主事 / 複数配置 / 学校経営 / 役割葛藤・役割あいまい性 / 養護教諭の勤務構造 / 職務モラール / 役割葛藤・役割曖昧性 / 自己効力感 / スクール・カウンセリング |
Research Abstract |
平成10年度の研究内容は、主として、以下の5点である。これらは、昨年度末に実施した「養護教諭の勤務構造とメンタル・ヘルスに関する調査」(全国公立学校養護教諭3,300名対象)のデータをもとに分析および考察を行った成果である。 1 養護教諭の「キャリア」分析を行った。主として教職経験年数や出身養成課程、取得資格と関連から、(1)役割葛藤や職務負担等の勤務態様の問題、(2)職務遂行上(特に児童生徒への相談活動)の職場における支持的風土や連携体制づくり、校長のリーダーシップ、学校組織への位置づけ、あるいは学校組織文化などの養護教諭をめぐる学校組織的な問題や学校経営上の問題について明らかにした。 2 また、保健主事制度導入の是非や複数配置の効果、スクール・カウンセラーのインパクト等の制度的問題について、学校の組織特性や職務負担、モラール、ストレス、役割葛藤・曖昧性、多忙感との関連から分析し、近年の養護教諭をめぐる制度的改革の効果と問題点およびその幻想について明らかにした。 3 保健室空間の創造と養護教諭の抱く保健室経営理念についての記述データの分析を行うために、データ入力と基礎的整理を行った。 4 教育センター等での各種養護教諭研修会に参加し、そこでの研修カリキュラムや研修内容等についてVTRを撮ったりしながらデータ化し、考察した。 5 調査結果について、その基礎的データの部分と養護教諭のメンタルヘルスの部分に限って予備的報告書を作成して調査協力者(希望者530名)に返送し、そのフィードバックを期待している。
|
Report
(2 results)
Research Products
(1 results)