Project/Area Number |
09740318
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
物性一般(含基礎論)
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
好村 滋行 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (90234715)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | カイラル / コレステリック相 / マイクロエマルション / 平均場理論 / ミクロ相分離 / ブロック共重合体 / マイクロエマルジョン / 界面活性剤 / レオロジー |
Research Abstract |
(1) カイラルな脂質二重膜のヘリカル構造:胆汁酸のようなカイラルな両親媒性分子は、水中で二重膜を作り、全体としてヘリカルなリボン構造を形成することが知られている。これまで、ピッチ角は実験的にも理論的にも45°であると考えられてきた。ところが、最近のChungらの実験によると、胆汁酸の結晶化の過程で45°よりも大きいピッチ角(54°)と小さいピッチ角(11°)の二種類のヘリックス構造が観察されている。これらの構造を説明するために、液晶のコレステリック相の弾性エネルギーを出発点とした。我々はこの弾性エネルギーのオイラー・ラグランジュ方程式を導出し、その解として45°よりも大きいピッチ角と小さいピッチ角のヘリックス構造が存在することを示した。 (2) 高分子マイクロエマルションの計算機シュミレーション:近年、Batesらは高分子三元系のリフシッツ臨界点の近傍を詳しく調べることによって、驚くべき事実を発見した。電子顕微鏡写真の解析から、リフシッツ臨界点より少し下の温度において、ラメラ相と二相共存相の間に、双連結構造をもつ乱れたマイクロエマルション相が存在することを示したのである。我々はセルフコンシステントな平均場理論に基づく計算機シュミレーションを行うことにより、高分子マイクロエマルションの起源は、長距離秩序をもたないミクロ相分離した状態であることを示した。またブロック共重合体が相対的に長い方が強い界面活性剤として振る舞い、エマルション化に対して有効に作用することもわかった。
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