音響を利用したシート材の複数枚誤送検出に関する研究
Project/Area Number |
09750136
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
機械工作・生産工学
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
坂本 秀一 新潟大学, 工学部, 助教授 (40211932)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 音響 / センサ / 測定 / 枚数 / シート / 非接触 |
Research Abstract |
平成10年度は、種々の材質のシートの特性インピーダンスを実測し理論解析に導入することが主な目的であった。以下に今年度の成果を具体的に記す。 ◎布などの多孔性物質の音響特性は実測に頼る他ない。そこで、実測値から導出した定数を音響系の理論解析に導入する事で種々の材質に対するセンサの設計が行えるようデータの収集を行った。この伝達関数法が適用できる装置は試作品が稼働中である。 ◎従来は困難であった布の枚数の非接触検出について、位相差を用いることにより目処が立った。この成果については近いうちに、日本機械学会に論文として発表する予定である。 ◎シート材のみならず、多孔質構造を持つ食品(小麦粉、米、コーン、大豆)がポリエチレン等の袋に入った状態で、袋に非接触で内容物の種類の検出を行う目処が立った。この成果については日本機械学会において口頭発表を行った。 ◎伝達関数法により布などの種々の材質のシート、また食品類の特性インピーダンスの実測法を確立した。 以上から、当該年度の目的は達成され、位相差による測定が可能となり、さらに布の非接触測定や食品への適用など、応用が可能であることが明らかとなった。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)