Project/Area Number |
09750313
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
電力工学・電気機器工学
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
石井 孝明 東京工業大学, 精密工学研究所, 助手 (40262323)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 超音波モータ / 共振周波数 / 真空 / セラミックス / 摩擦係数 / トルク / 摩擦駆動 / 摩耗 |
Research Abstract |
本研究の目的は、「超音波モータの宇宙環境下での使用においてどのような新たな特性の発現があるか検討し、宇宙機器搭載用モータとして全く新しい用途の超音波モータを実現する」ことである。 1. 真空容器内で実験し、空気中と真空中との特性の相違を明らかにする。 2. 主に摩擦材料の選択に重点を置き、真空環境中での特性の評価を行う。 3. 真空環境中での安定した特性が得られる超音波モータを実現し、宇宙利用への有効性を立証する。 研究実績 1. 摩擦材料の検討 真空中での摩擦摩耗に適しているといわれている材料、セラミックス及び従来材料を摩擦材料として使用を試みた。 摺動面には異なった材料を用いるのが通例である。CFRPとSiC、CFRPとSUS440C、SiCとSUS440Cの組合せを試みた。SiC表面及びSUS440C表面は鏡面研磨を施した。 大気中駆動と比較して若干の特性低下があったが、10^<-1>Paの真空度までは、問題なく駆動出来ることが確認できた。 2. 耐久性の検討 超音波モー欠特性の良好な摩擦材料について耐久試験を試みた。 現在進行中であり、結論は出ていない。 3. 発塵特性・ガス発生特性の検討 今後の課題である。超高真空中では問題になってくると思われる。
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