Project/Area Number |
09750364
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Electronic materials/Electric materials
|
Research Institution | Toyota Technological Institute |
Principal Investigator |
RAMAMURTHY Achaya (RAMAMURTHY Acharya) 豊田工業大学, 大学院・工学研究科, 研究員 (50288560)
|
Project Period (FY) |
1997 – 1998
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
|
Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 光-磁気記録 / 高密度記録 / ナノスケール磁区 / 書き込みビット |
Research Abstract |
高密度光-磁気記録を実現する為には、記録媒体のもつマクロスコピックな静的磁気特性を詳細にかつ系統的に調べ、記録・再生特性との相関を明らかにすることが不可欠である。 本研究はTbFeCo非品質合金薄膜、{TbFeCo/Pt}多層膜及びSr-フェライト薄膜等の磁気特性を調べ、さらには書き込み磁区の安定性を観察し、両者との関連を明らかにすることにより高密度化の為に必須である再生ノイズ低減の為の知見を得ることを目的としている。 初年度に引き続きスパッター法で作製した{TbFeCo/pt}多層膜の磁気及び光-磁気特性を、Pt及びTbFeCo各層の厚さを変化させて測定を行った。又、Sr-フェライトの薄膜をレーザー蒸着法により作製し、作製条件と磁気特性との関連を調べると共に垂直磁気記録材料としての磁性の最適化を行った。磁気測定は振動試料型磁力計、トルク磁力計を用い、光-磁気極Kerr効果測定には広帯域光-磁気効果測定装置(波長180〜900nm)を用いた。又、光-磁気記録再生特性は光-磁気記録テスター(波長680nm)を用いた。その結果、 1. Ptを用いたTbFeCo多層膜は波長300〜400nmにおいて、TbFeCo単層膜に比べて大きなkerr回転角(0.3゚)を示すことがわかった。 2. このエンハンスメントはPt元素の分極効果によるものと考えられるが詳細な機構は不明である。 3. Sr-フェライト薄膜作製に関してはスパッター法に較べて、レーザー蒸着法はいくつかの有利な点を示すことがわかった。即ち、i)より低い温度(〜650℃)で結晶化を生じ、かつ(00・1)配向をもつ。ii)大きな垂直磁気異方性定数(2×10^6erg/cc)を示す。iii)結晶粒径はより小さい(約100nm)。 4. 上記記録媒体のマイクロマグネティックス特性を測定し、結晶粒間の交換相互作用は再生ノイズと大きな相関を示すことがわかった。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)