複数のパターンを記憶する非線形発展方程式の設計法と超並列画像認識への応用
Project/Area Number |
09750450
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
System engineering
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
湯浅 秀男 名古屋大学, 工学研究科, 講師 (10191470)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 発展方程式 / 自己組織化 / 超並列画像処理 / 汎関数微分 / パターン形成 / 自律分散 / ポテンシャル汎関数 / グラフ |
Research Abstract |
発展方程式は、パターン(本研究の場合は画像)を関数とみなしたとき、その時間変化が関数値自身およびその空間微分値により決定される系である。そのため、それを離散近似した系は局所的な演算のみから構成され、また最終的に収束するパターンは全体の情報を集約したものである。複数の安定なパターンを持つ非線形発展方程式を設計するために、その基礎となるグラフ上の発展方程式について研究した。 具体的に、 ・空間の離散的表現として,グラフを用いることの有効性、 ・開放系を扱うためには空間位相を扱うことが必要であり、グラフ表現はその有効な1手段となること、 ・1次元メディアのグラフ上の勾配系の導出、 ・グラフ上のStokesの公式の導出と証明、 ・自律分散システム・創発システムにおける各種の問題への一般化が容易なこと、 などを示した。 また具体的な問題としては、遺伝アルゴリズムの時空間進化特性の解析、動きによる地図分離、2視点画像からの立体視、などへの応用を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(13 results)