Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1997: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Research Abstract |
本研究により,以下の成果が得られた. 1. Max-Plus代数によりモデル化されたリアルタイム離散事象システムに対して,スーパバイザ制御によって実現できる最大および最小可制御発火時刻系列を求めるアルゴリズムを提案した. 2. Max-Plus代数によりモデル化されたリアルタイム離散事象システムに対して,制御仕様が一部のトランジションの発火時刻で与えられるような部分仕様に対するスーパバイザ制御法を提案した. 3. 制御仕様が述語で与えられる離散事象システムに対して,コントローラが制御仕様を満足するために必要とする状態観測情報を最小化するような状態空間分割が可能であるための必要十分条件を導出した. 4. 制御仕様が述語で与えられる離散事象システムに対して,部分観測のもとでの状態フィードバックが存在するような部分述語を計算するためのアルゴリズムを制御不変性の概念を用いて提案した. 5. 制御仕様が閉じた言語で与えられる離散事象システムに対して,完全分散スーパバイザによって実現される言語を明らかにし,さらにそれが集中型のスーパバイザによって実現される言語と等しくなるための必要十分条件を導出した. 6. サービス仕様をもつ離散事象システムに対して,与えられたサービス仕様がスーパバイザ制御によって実現できない場合,その近似として実現可能な部分言語および超言語の構成法を明らかにした.
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