| Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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| Research Abstract |
研究の最終年度である本年度には,昨年の駐車行動分析の成果を元にネットワークシミュレーションモデルを構築し,それを用いて様々な分析を試みた.本年度において得られた研究成果は以下の通りである.
1) 都市内交通流再現モデルの構築:昨年度構築したネットワークシミュレーションモデルと,同じく昨年度の研究成果である情報提供下の駐車行動モデルを組み合わせ,都市内交通流再現モデルの構築を行った.それを用いていくつかの簡単なシミュレーションを行い,再現性の確認を行った.
2) 情報提供位置・更新頻度と情報提供効果についての分析:1)のシミュレーションモデルを用いて,案内情報板の設置位置および情報の更新頻度を変化させてシミュレーションを行い,その効果の違いについて分析を行った.これより,提供位置による情報提供の影響,さらに,車両内情報(たとえばVICSなど)と案内情報板の比較などを試みた.
3) 案内情報提供戦略に関する分析:より高度な交通管理を目指した際に,情報提供によってどのような戦略が実施可能であるかを,駐車場案内情報を例にとって分析する.例えば,駐車場ごとの満空情報の閾値を変化させることによって,より適切な交通状況を実現可能かどうか,等検討を行った.
4) 成果発表:本研究によって得られた成果を香港交通学会において公表し,ディスカッションを通じて,研究に有用な知識を収集し,また本研究の成果および現在における問題点を明らかにした.
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