耐力低下を伴う二次壁付きSRC造およびRC造骨組の耐震性状改善に関する研究
Project/Area Number |
09750665
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
塩屋 晋一 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (80170851)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 鉄骨鉄筋コンクリート / 鉄筋コンクリート / 袖壁 / 腰壁 / 二次壁 / 最大せん断力 / ヒンジ位置 / 耐力低下 |
Research Abstract |
袖壁・たれ壁・腰壁が設けられたSRC造およびRC造骨組部分に地震時の応力が生じる状態を対象にして、耐力低下を抑制するために梁の曲げ降伏ヒンジ位置を固定する設計方法を明らかにすることを目的にし,主に梁の曲げ降伏ヒンジ位置が固定される場合の弾塑性性状と破壊性状を破壊実験により明らかにした。そして、特に曲げ降伏ヒンジ位置、剛性、最大耐力以降の壁の破壊の進展に伴う耐力低下、梁の曲げ降伏ヒンジ位置を固定する壁のディテールの設計方法等について検討した。 実験では試験体を5体製作し加力を行った。そして、2年間の最終的なまとめとして、設計方法を検討した。研究成果は以下のとおりである。 (1) 壁厚や、梁への入力せん断力や入力モーメントを制御することにより壁の局部的な破壊を抑制でき、最大耐力以降の耐力低下を防止できる。 (2) 壁と骨組の接合部である部分だけを局部的に壁厚を大きくすることにより、壁の局部的な破壊を抑制できる。 (3) 最大耐力以降の変形の増加に伴う耐力低下量を定量的に評価できる方法を提案した。 (4) 設計式を提案した。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)