Project/Area Number |
09750682
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural environment/equipment
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
中山 哲士 東京都立大学, 工学研究科, 助手 (90264598)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1998: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 都市気候 / 気象データ / 建築内外温熱環境 / ガラス建築 / 放射の多重反射 / 街路空間環境 / ヒートアイランド現象 / 地表面温度 / 外気温度分布 |
Research Abstract |
本年度は、主に都市形態の分類と整理を重点的に行った。特に、都市を形成する主要建築について、その内外温熱環境について実測調査を中心にデータの収集を行った。また、1993年より本学構内で測定を続けている日射を中心とした気象データを整理し、都市における熱環境についての基礎データを得ることができた。 本年度の研究で行った主な内容は以下のとおりである。 1. アトリウム建築の内外温熱環境調査 2. ガラスの多用されている建築の内外温熱環境調査 3. 気象観測 ここでは主要建築として、アトリウム建築や近年増加しつつあるガラスを多用した建築を挙げた。いずれも都市化を象徴する建築である。ガラス建築は内部空間を魅力的な空間にするだけでなく、外部からの日射を複雑な形で多重反射し、街路空間に特異な放射環境を形成する。それにより、都市空間の気候要因に影響を及ぼす因子となることが考えられた。また、内部環境も晴天日には日射が居住域に直接入射されることから一般建築とは異なる温熱環境となることが分かった。 なお、これらのデータベースについては今後の都市の熱解析に利用する予定である。
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