我が国の近代黎明期における都市オープンスペースの形成過程に関する研究
Project/Area Number |
09760024
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
園芸・造園学
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
土肥 真人 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (20282874)
|
Project Period (FY) |
1997 – 1998
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
|
Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
|
Keywords | 都市オープンスペース / 空間 / 近代化 / 都市 / 農漁村 / 公園 / 農村 / 社会的関係 / 明治初期 |
Research Abstract |
本年度は、申請した研究目的のために、下記の基礎的課題に関わる資料収集、調査・分析を行い、研究成果としてまとめた。まず、都市オープンスペースにおける空間システムおよび社会システムの相互関係の史的変化を把握するために、日比谷公園を対象地として設定した。現代における公園利用者の行動特性をGISを用いて分析し、空間の構成について考究した。その成果については、造園学会(1998年度)において審査付き論文「日比谷公園における利用者行動がおこす空間分節に関する研究」として公表した。また、都市におけるオープンスペースの再編成過程と比較するために、漁村地域でのオープンスペースの形態・機能変容の過程に着目した。島根県八束郡美保関町の美保関漁港の後背集落を対象地区とし、当該地区のオープンスペース(港・山・地区内道・外部とを結ぶ道路の4領域)の大正末期から現在における形態・機能的変化について考察した。その結果、港部での漁港としての機能への単一化の進行、海との関係で形成されていた集落・地域社会構造の変化が明らかにされた。この成果は、都市計画学会(1998年度)において審査付き論文「漁村のオープンスペースにおける空間改変と地区住民の認識に関する研究-島根県八束郡美保関町美保関漁港の後背集落を事例として-」として公表した。これらの研究に当たっては、給付された資料整理のための謝金、調査旅費などが有効であった。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)