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カンキツ果実の各器官における糖代謝酵素活性の品種・系統間差異と糖集積

Research Project

Project/Area Number 09760026
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 園芸・造園学
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

向井 啓雄  静岡大学, 農学部, 助手 (70201803)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1998: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordsウンシュウミカン / カンキツ / 糖代謝 / 糖集積
Research Abstract

ウンシュウミカンのへたにおけるインベルターゼ活性は夏季に高く、9月に急激に低下した。この変化は系統間で差が認められなかった。一方、糖の蓄積開始期も9月であり、早晩性にかかわらず同じであった。インベルターゼ活性の急激な低下は果実のシンク力の低下とも考えられる。果実の肥大成長が緩やかになる時期であり、一時的に糖を必要としなくなるのかもしれない。その後、系統にかかわらずインベルターゼ活性が上昇したのは果実における糖蓄積が課発になるためと考えられる。したがって9月におけるインベルターゼ活性の急激な低下は果実が成熟ステージに入る代謝転換を示すものと思われる。他の糖代謝酵素活性もインベルターゼ活性との関連がうかがえた。
砂じょうにおいて各酵素活性は低く、成熟期において特に低い状態で推移した。これはウンシュウミカンが主にスクロースで糖を蓄積することと関係している。成熟期に砂じょう内に蓄積した糖は酵素によって代謝されないものと思われる。
各品種で比較した場合へたにおけるインベルターゼ活性の時期的変化はウンシュウミカンに似たものであった。糖の上昇開始時期についてもウンシュウミカンとほとんど同じであった。ただ、ポンカンにおいて糖の上昇が急激であることとポンカンにおける各酵素活性が高いことと何らかの関係があるかもしれない。

Report

(2 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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