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カンキツ類の細胞及び遺伝子工学的手法による低温耐性向上に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09760037
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 園芸・造園学
Research InstitutionKyushu Tokai University

Principal Investigator

國武 久登  九州東海大学, 農学部, 講師 (80289628)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywordsカンキツ / 低温耐性 / 半数体 / プロトプラスト / 倍数性育種 / 細胞融合 / 遺伝子組み換え / アグロバクテリウム / 定数性育種 / 遺伝子組換え
Research Abstract

1.半数性ゲノム導入によるトリエン脂肪酸含量の解析
(1) 二倍体間交雑由来三倍体のトリエン脂肪酸の解析
‘晩白柚'等の5単胚性品種にそれぞれ4品種の花粉親を交配し,小粒種子を選抜することにより13組合わせにおいて三倍体を得た.トリエン脂肪酸含量の低い‘マイヤーレモン'と高い‘クレメンティン'を交配した二倍体の後代は,両親の中間のトリエン脂肪酸含量を有し,系統ごとに有意な差異が観察された.また,その組合わせで得られた三倍体は,二倍体と比較して高い傾向は示されなかった.
(2) 非対称融合による多胚性品種への半数性ゲノムの導入
(1) 半数体の作出
軟X線(40krad)を照射した‘土佐ブンタン'の花粉を‘晩白柚'に交配し,40日後胚珠倍養することにより半数体を作出した.ほとんどの半数体は異常な形態を示したが,試験管内接ぎ木を行うことにより回復させることができた.
(2) プロトプラストからの植物体再生システムの開発
カンキツ類の珠心組織を倍養することにより,‘ポンカン'や‘吉田ネーブル'等の15品種で高い分化能を有するカルスを得た.そのカルスからプロトプラストを単離し,ゲルライト包埋倍養を行うことによりすべての品種において胚様体を経由して植物体が再生した.
(3) 電気融合法による三倍体の育成
‘晩白柚'の半数体由来葉肉プロトプラストと‘スイートハニー'のカルス由来プロトプラストを電気融合させた.多数の植物体が再生したが,三倍体は得られなかった.
2. アグロバクテリウムによるω-デサチュラーゼ遺伝子の導入
胚軸とカルスを材料として,アグロバタテリウムによる遺伝子導入を行った.カルスでは除菌が困難であり形質転換体は得られなかった.しかしながら,カラタチの胚軸では,カナマイシン耐性を示す多数の不定芽が再生し,それらのPCR解析を行った結果,7系統で導入した遺伝子を確認することができた.

Report

(2 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 長澤幸治・友松公一・國武久登・小松春喜: "‘太田'ポンカン(Citrus reticulata)の珠心カルスからの体細胞胚形成と発芽に及ぼす培養環境の影響" 九州東海大学農学部紀要. 第18巻. 11-18 (1999)

    • Related Report
      1998 Annual Research Report

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Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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