Project/Area Number |
09760067
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
応用微生物学・応用生物化学
|
Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
朝山 宗彦 茨城大学, 農学部, 助教授 (50231907)
|
Project Period (FY) |
1997 – 1998
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
|
Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
|
Keywords | シアノバクテリア / ラン藻 / Microcystis / 光応答性遺伝子 / 遺伝子発現 / DNA結合蛋白質 / psbA / 転写調節 / 光合成 / 転写 / RNAポリメラーゼ / シグマ因子 / 調節蛋白質 / rpoD |
Research Abstract |
本研究では暗黒培養条件下で培養したラン藻M.aeruginosa K-81菌体よりpsbA2のプロモーター領域とその上流・下流も含んだDNA断片に結合する分子量約39キロダルトン蛋白質の精製を試みた。psbA2のプロモーター領域をプローブとしたサウスウエスタンを指標に、目的蛋白質の精製を試みたが、多量に混在するフィコシアニン-β-サブユニット蛋白質を完全に取り除くことが出来なかった。このサブユニット蛋白質はDNA結合性が無いことから、この部分精製39キロダルトン蛋白質を用いてDNAへの結合の特異性を調べた。M.aeruginosa K-81株のrpoD1遺伝子上流領域(-835〜+95)をプローブとしてサウスウエスタンを解析を行ったところ、39キロダルトン蛋白質はpoD1遺伝子上流領域も結合することが示された。以上のことからこの39キロダルトン蛋白質はpsbA2のプロモーター領域にのみ特異的に結合する蛋白質では無いことが示された。 本研究の目的である光応答性遺伝子の発現調節に関わる調節蛋白質遺伝子をさらにスクリーニングするため、大腸菌を宿主とした負の転写制御因子スクリーニング法であるスペックアッセイ法によるpsbA2のプロモーター領域結合蛋白質のクローニングを試みた。全塩基配列が決定されているSynechocystis sp. strain PCC6803株ゲノムDNAから、psbA2のプロモーター領域に結合すると思われる蛋白質をコードした遺伝子をクローン化した。現在塩基配列の決定および遺伝子破壊株の取得を試みている。
|
Report
(2 results)
Research Products
(7 results)