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電磁場を利用した植物生長制御に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09760232
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 農業機械学
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

難波 和彦  岡山大学, 農学部, 助手 (90263623)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords電磁場 / 発芽勢 / 周波数帯域 / 植物成長情報 / 地磁気 / パルス状磁場印加 / 環境室 / 磁場強度
Research Abstract

電磁場の植物成長に与える影響を調べるために,各種磁場印加時の種子の発芽数の計測を行った。種子は野菜を用い,温度湿度の制御可能な環境室内で,播種後全ての種子が発芽するまで毎1時間について発芽勢の測定を行った。測定はCCDカメラを用いて記録し,発芽数のカウントはモニタ上で目視で行った。発芽勢は時間当たりの種子発芽数と定義した。
印加磁場の周波数には1Hzから10kHzを用い,強度は地磁気の1/10レベルから最大10倍,波形は単一方向パルス状のものを用いた。印加は播種から発芽までの期間連続して行った。
今回供試された種子はダイコン,カイワレ,ニラ,ハクサイ,ニンジン,ツケナ,カラシナでうちダイコンとカイワレの発芽勢に対する影響が大きかった。
そこで,ダイコンとカイワレについて印加磁場周波数を細かく設定し発芽勢を比べたところ,1〜100Hz印加時か100〜10kHz印加時よりも高く,カイワレでは10Hz印加時,ダイコンでは100Hz印加時ににピーク値を得,最大20%の対照区よりも高い発芽勢の値を得た。また,磁場強度に関しては10Hz印加時において地磁気と同レベル以上で有意な影響を与えることが分かり,それよりも小さい強度では発芽勢に対して影響を及ぼすことはなかった。
同質の磁場を種子に対して前処理として施した後発芽中には磁場を印加せずに行った発芽試験では,有意な差を得ることはなく,また吸水に用いた蒸留水に対して磁場を印加した後発芽中には磁場を印加せずに行った発芽試験でもやはり有意な差は得られなかった。このことから,今回用いた磁場レベルは植物の生理活性因子として影響を及ぼしていることが考えられた。

Report

(2 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

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