• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

閉鎖型植物栽培におけるガス体起源アレロパシーに関する研究

Research Project

Project/Area Number 09760238
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 生物環境
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

谷 晃  東海大学, 開発工学部, 講師 (50240958)

Project Period (FY) 1997 – 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywordsアレロパシー / テルペン / α-ピネン / 閉鎖型チャンバー / 微量ガス / モノテルペン / エチレン
Research Abstract

本年度は,まず昨年度製作した閉鎖型チャンバーを用いて,ハーブ植物であるレモンバーム,ローズマリーおよびイネ,ダイズ,サラダナが放出する微量ガス種を同定した。同定には,ガスクロマトグラム質量分析計を用い,TENAXで微量ガスを濃縮した後,加熱脱着し分析した。その結果,レモンバームからはα-ピネン,リモネン,ミルセンが,ローズマリーからは,これらに加えてβ-ピネン,テルピネンなどのテルペン系ガスが放出されていた。イネからは,テルペン系ガスであるリナロールに加えて,ジメチルサルファイドが検出された。ダイズからはイソプレン,メタノールが,サラダナからは(Z)-3-ヘキセナール, (Z)-3-ヘキセノールなどが放出されていた。
密閉度の高い温室でレモンバームとローズマリーあるいはステビアを混植した場合,ローズマリーやステビアの生育が著しく阻害された。この時,温室内で最も濃度の高かったテルペン系ガスはα-ピネンで,0.2-3ppbであった。全てのテルペン系ガスの濃度は,日中に上昇し夜間に低下した。しかし,これら植物を個別に鉢に植えて葉が接触する程度の距離においた場合,ローズマリーやステビアの生育は阻害されなかった。この現象は,レモンバームとサラダナ,レモンバームとダイズの組み合わせでも同様であった。以上のことから,今回用いた植物間では,土壌を介して根系から分泌される物質が他の植物の生育を阻害すると考えられた。テルベンなど揮発性ガスが本実験の濃度域では他の植物の生育を阻害する現象は認められなかった。

Report

(2 results)
  • 1998 Annual Research Report
  • 1997 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi