鶏伝染性ファブリキウス嚢病ウイルスのレセプターの分子基盤
Project/Area Number |
09760267
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Basic veterinary science/Basic zootechnical science
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
山口 剛士 岐阜大学, 農学部, 助手 (70210367)
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Project Period (FY) |
1997 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | IBDV / レセプター |
Research Abstract |
鶏伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス(IBDV)のレセプター分子の決定を目的として、これまでに以下の解析を行った。 1. フローサイトメトリーによるIBDVの吸着評価法を確立し、IBDVの吸着が標的細胞のプロテアーゼおよび糖鎖付加阻害薬処理により阻害されることを明らかにした。このことから、レセプター分子が糖蛋白質により構築されている可能性が示唆された。 2. IBDVに高度に感受性のLSCC-BK3細胞をSDS-PAGEにより分画し、ビオチン標識したIBDVとの反応を解析した。分子量約110kDaの分子とビオチン化ウイルスとの反応を確認した。この反応はIBDV非感受性細胞にも検出された。 3. IBDVに高感受性の鶏B細胞由来LSCC-BK3細胞からIBDVに抵抗性の細胞を確立した。感染実験では、BK3の70%以上にウイルス抗原が検出されたが、抵抗性細胞の抗原陽性率は1%から2%であった。また、BK3の約85%がμ鎖およびウイルス吸着陽性であったのに対し、抵抗性細胞は、大部分がウイルス吸着およびμ鎖陰性であった。 4. 野鳥血清を用い、IBDV血清型1および2に対する抗体調査を行った。血清型1および2に対する中和抗体が広い鳥種から検出され、IBDVが広い宿主域を持つことおよび多くの野鳥がIBDVに感受性であることが示唆された。 5. IBDV弱毒生ワクチンの253番目のアミノ酸が鶏継代によってHis->Gln、鶏胚線維芽細胞継代でGln->Hisに置換することが明らかになり、このアミノ酸がウイルスの病原性、標的細胞との相互関係および増殖に重要な役割を担っている可能性が示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)